2003年、僕らは夢を見ていた。男達の『夢』を・・・。
僕が小学校1年生の頃、バース、掛布、岡田を筆頭にした縦じまのユニホームのスター達が日本一に輝いた。そう、1985年。
あれから18年。その時間は、僕の青春時代と重なって過ぎ去った。「夢よ、再び」、男・星野仙一監督が甲子園の地に降り立った。最下位が定位置だと言われ続け、それでも僕らはこのチームに夢を懸けた。
西の男達は、自らの人生をもこのチームに重ねる。人生とは、勝ちより負けの方が多いのだ。負け続けて、負け続けて、そして勝ち取るからこそ、『夢』であるのだ。
2003年9月15日。
僕らの記憶の中に永遠に刻まれる日付だろう。
夢に日付が入った日・・・。
鳴り止まぬ歓声、天高く舞う七色のジェット風船。今、「甲子園」の空に男の中の男・「77」が宙を舞う。
苦しかったこと、悔しかったこと、僕らの青春が重なり涙が頬を伝う。僕らはヨコシマなんかじゃなく、白地に真っ直ぐと縦に伸びた一筋の線のごとく、『夢』を追い求めてきた。
心から、ありがとう!!!本当にありがとう。
僕は精一杯この歌を書いた。